ポスターデザインの舞台裏をご紹介いたします！
淡川先生からのご要望は「2点の写真とテキストデータで『雰囲気の異なる2案』を作ってほしい」ということ。ご期待に応えるべく、アプリオリではA案とB案の2つのデザインを仕上げました。
A案（決定案）
写真の大胆なトリミングと、視認性を重視したテキスト情報の配置。ポスターを見る方が一目で理解できるように、箱組み（グリッドを活用したレイアウト）を導入し、シャープで学会らしいデザインに仕上げました。
B案（没案）
さまざまな研究発表を彩る華やかなグラデーション。提供された2点の写真だけでなく追加の写真も取り入れ、目を引き付けるよう中央に「植物化学シンポジウム」の文字を配置しました。目立つデザインでしたが、最終的にはA案が選ばれました。
概要
業種：自然科学総合研究所
国立研究開発法人理化学研究所様
第59回植物化学シンポジウム
A2ポスター
2023年
背景・課題
クライアントからのリクエストは、「2点の写真を使用する以外は自由にデザインしてください」というもの。
制作のポイント
第59回植物化学シンポジウムのポスターは、野生の植物を活かすことが鍵でした。写真はきっちりトリミングせず、エッジをギザギザにしてラフ感を演出。写真を引き立てるため、情報はシャープにレイアウトし、色味は花のオレンジ色と補色の青みがかった紫をベースに調整しました。
国立研究開発法人理化学研究所
チームリーダー 淡川孝義先生からのコメント
ポスターのデザインに課題を抱えていましたが、アプリオリさんには日時と必要情報のみのやりとりで、残りは漠然としたイメージや使用してほしい写真を伝えただけで、素晴らしいポスターが制作されました。クールなイメージとビビットなイメージの2案をいただきましたが、どちらも期待以上の綺麗なデザインで、集客につながる素晴らしいポスターになったと思います。